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漢検2級を受験してみた

11月に受験した漢字検定2級の結果通知が来た。
日本漢字能力検定。初めての受験である。
結果から書くと合格していた。200点満点中155点までが合格点なのだけれど、157点で合格していた。
受かったけどギリギリ。通知が届く前に軽く自己採点した感じだと不合格かな、と思っていたので運が良かったということにしておくとする。今受けたらたぶん落ちるだろうな。
ギリギリだけど一応合格できたので、とりあえず受験体験記のようなものを書いてみたいと思う。

そもそもなぜ漢字検定を受けたのか

漢検のホームページを見ると「就職活動における言語力や一般常識の指標になる」とか「大学入試における評価の対象になる」といったメリットが挙げられているけれど、今更学校に行くわけでもないし、履歴書の空欄を埋めるために漢検2級を受けるには僕は年を取りすぎている。では、なぜ受験したかというとブログを書くのに少しでも語彙を充実させたかったからというのがある。絵を描いたり写真をのせたりすることがメインのブログもあるけれど、グーグルの検索窓なども言葉に依存しているように、ブログならではの表現の主流はやはり言葉によって紡がれる表現なのかな、という気がする。「書き残そう、あなたの人生の物語」というはてなブログのキャッチコピーにはとても共感できる。でも、どんなに人に伝えたいと思っても、適切な言葉を知らなければ的確に表現することはできない。
漢字を勉強すると語彙が豊富になるのかというと正直、はっきりとしたことは言えない。本当は読書をした方がいいのかもしれない。ただ、勉強してみて分かったことは、漢字の形だけを知っていても、その漢字の持つ意味を知らないと書けないということである。例えば、「対義語・類義語」や「同音・同訓異字」などの問題は漢字の形とその漢字の持つ意味が連動していなければ解けない。そういう意味では漢字を勉強することが語彙増加に全く無関係とも言い切れないのではないだろうか。
それに社会人になってからというもの、机に向かって問題を解くといった試験的なものからずいぶんと遠ざかっていたので良い刺激にもなった。試験会場に訪れて驚かされたのが、非常に幅広い年齢層の人が受験しているということ。若い学生もいれば、僕のようなアラサー、主婦らしき女性、ご老人など、運転免許更新会場の如く多様な人が生涯学習の一環として漢検を受験をしていた。

なぜ2級なのか

ちなみに2級がどのくらいのレベルなのかというと高校卒業・大学・一般程度を対象としており、「すべての常用漢字(2136文字)を理解し、文章の中で適切に使えるか」というのが2級で問われているレベルである。高校卒業までに習う漢字は全て網羅されており、今の自分のレベルから推し量って、最も簡単すぎず難しすぎないのが2級くらいかな、と判断した。
準1級の問題集もパラパラっと軽く見てみたけれど、仕事が終わってからの勉強では合格するのに半年から1年ほどはかかると感じた。さすがにそれだけ勉強を継続させる気力はないので2級を選択した。


勉強期間および勉強方法

勉強期間はおよそ、1カ月ほどだろうか。ただこの1カ月というのは、全く勉強しない日もあれば、1日に1時間だけやったり、休日には5時間まとめてやったりと、かなり適当だったのであまり参考にならないかもしれない。
使用したテキストはこの一冊のみ。

赤チェックシート付 一問一答!漢字検定2級 [完全版]

赤チェックシート付 一問一答!漢字検定2級 [完全版]

完全版というだけあって問題量が豊富で、赤いシートで解答が消えるようになっている。書いて覚えるのが王道なのかもしれないけれど、僕は漢検2級を勉強するにあたって全く書かなかった。書くのが面倒だったからというのもあるけれど、手を動かして書いていると書くことそのものに満足してしまいがちであまり効率的ではない気がした。問題集で分からない問題が出てきたときは、解答を見て、赤いシートで解答を消して、頭の中でその漢字を書いて覚えた。前日にまとめて勉強するつもりが、体調不良で寝込んでいたため、結局すべての問題を網羅できないまま受験することになった。グダグダだった。どうしても勉強時間を上手く捻出できない場合は、「書き取り」など配点の大きいところを重点的に勉強し、配点の小さいところはあまり力を入れないというのも手かもしれない。
今回の二級の合格率は19.9%だったらしい。5人に1人くらいしか合格できないという計算になるけれど、2級が難しい検定かというとそういうわけでもないと思う。おそらく時間をかけて勉強すればほとんどの人が合格できるのではないだろうか。5人のうちの4人の中にはほとんど勉強しなかった人や、そもそも試験会場に来ていない人も含まれているはずだ。一見、それほど苦もなく合格できそうなんだけど、全く勉強せずに合格できるかというとそういうわけでもない。それが2級の難易度の対する印象だった。ぶっちゃけ合格したからって大したメリットは無い。ほとんど自己満足に近い。勉強するモチベーションを維持し続けることができるかどうかが、この検定に合格できるかどうかのポイントではないだろうか。
準1級はどうだろう。挑戦してみたい気持ちとめんどくさい気持ちが拮抗している。